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Q. 毎週日曜日の朝、友達は教会に行きます。何をしているんですか?



A

質問者は、僕も教会に行っていることを知っていて、前々から疑問に思っていたことを聞いてくれたのだと思います。まず「何をしているんですか?」に答えます。日曜日の朝、教会には赤ちゃんからお年寄りまで、仕事も趣味もいろいろな人たちが「礼拝」するために集まります。神様に向かって讃美歌を歌い、お祈りをして、牧師さんが聖書から神様の言葉をわかりやすく話してくれるのを聞きます。小学生には「礼拝」のほかに教会学校があり、小学生が楽しめるプログラムがあります。


もう少し説明しましょう。神様のことは聖書に書いてあります。聖書は神様からの愛の手紙だと言った人がいました。神様が僕に、そして君の友達にくれた手紙です。そう思って読むと大切な言葉に気が付きます。聖書に書かれている中心はイエス・キリストがお話ししたことや、行ったことです。そしてイエス・キリストが神様だと書いてあります。イエス・キリストのことは聖書を読むだけでなく、牧師さんが礼拝の時に語るお話から、もっとよく知ることができます。君もそろそろ気が付いたことでしょう。クリスマスはイエス・キリストの誕生を、イースターは復活(よみがえり)を祝っています。


君の友達のお父さんとお母さんも、こどもの頃から教会に行っていました。そして礼拝を大切にしてきました。大切なことをこどもに伝えたいから一緒に教会に行きます。君の友達もそのことがわかっているのだと思います。


ところで、僕たちは何か知りたい時、見たり、聞いたり、触ったり、臭いを嗅いだり、味わったりします。さらによく調べるために本を読んだり考えたりします。君は大好きな友達のことを知りたいと思い、この質問をしてくれたのだと思います。はるよしさんの答えだけでなく、友達にも聞いてみてください。思いがけない答えが返ってくるかもしれません。


 

藤田春義(ふじたはるよし)
1954年秋田県生まれ。むかわ町にて保育の仕事を6年余り経験し、その後、札幌第一こどものとも社に勤務。1996年に絵本とおもちゃの専門店「ろばのこ」を立ち上げ、育児教室を開催してきた。北翔大学短期大学部非常勤講師。札幌国際大学非常勤講師。 ​
 
※この記事は庭しんぶん51号(2021年11月号)に掲載されたものです。
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