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Q. 負けそうになると怒ってしまう4歳の甥っ子と楽しくゲームをするにはどうしたらいいでしょうか?



A

この短い文章で、カードゲーム、ボードゲームをして半泣き状態の甥っ子さんの悔しそうな顔と、真剣勝負をしようとしているあなたの姿が見えます。年齢の違う2人が真剣に向き合う様子を思い浮かべて「いいなぁ」と思いました。勝ちたいという気持ちは、負けて悔しいという気持ちがあるから持てるもの。あなたのおかげで甥っ子さんはとてもよい経験をしています。しかし、怒ってゲームが台無しになっては元も子もありません。いくつかの方法を提案しますから試してみてください。


1つ目は、運が勝敗を決するゲームを選ぶこと。例えば「クラウン」は8つに分けたピエロの体を、サイコロの目に従ってつくるカードゲームです。サイコロの目に従うので、実力の差は関係ありません。背の高いピエロをつくったほうが勝ち。完成したおもしろい姿のピエロの背比べも楽しく、ゲームの雰囲気がよいです。負けても偶然ですから「次は勝てるかもしれないよ」と励ますこともできます。ほかにも、「公園ゲーム」は単純なすごろくですが、これも運で勝敗が決まるのでおすすめです。


2つ目は、ハンデをつけるやり方です。まず普通にゲームをして、実力の差を見ます。そして実力によって、10点取ったら勝ちのような場合、お子さんに持ち点5点を付してゲームを始めます。実力がついたらハンデを減らします。このことを、わかるように甥っ子さんに話しましょう。例えばかるたやメモリーカードの場合、10枚あるいは10組取ったほうが勝ちと枚数を決めてから始めます。僅差で勝ったほうがうれしいです。はなはだしく差がつくとやる気を失ったり、怒ってしまったりするのでハンデの付け方を工夫します。


負けず嫌いは強くなる素質があるということですから、気持ちの切り替えが上手にできて、再挑戦した時にほめてあげたいですね。甥っ子さんの課題はこのことだと思います。ゲームをしながらその機会を持てるわけです。どんな人に育つのか、甥っ子さんが10歳くらいになった時が楽しみですね。


 

藤田春義(ふじたはるよし)
1954年秋田県生まれ。むかわ町にて保育の仕事を6年余り経験し、その後、札幌第一こどものとも社に勤務。1996年に絵本とおもちゃの専門店「ろばのこ」を立ち上げ、育児教室を開催してきた。北翔大学短期大学部非常勤講師。札幌国際大学非常勤講師。 ​
 
※この記事は庭しんぶん44号(2021年4月号)に掲載されたものです。

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