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講座8 こどものつまずきに気付き、寄り添うためには?

講師:荻野 圭司​ 全6回 各40分 / 2023年配信講座



保育現場で働く作業療法士の存在を耳にすることが増えてきたように思います。日々こどもとともに過ごし、遊びと生活を中心に環境を通して人格形成の基礎を育みます。作業療法士は、運動機能や感覚機能、認知や高次脳機能や環境面など、いくつもの要素からこどもを分析的に捉え、科学的根拠を基に支援をします。遊びと生活におけるつまずきや困難を抱えるこどもに寄り添う支援です。保育現場では、遊びと療育と切り分けずに生活の中で支援も営まれていきます。こどもは、身近にいる大人に、自分を知り心を通じ合わせられる、そういう専門性を求めているように思うのです。保育者がすべての専門性を身につけることはできませんが、専門性を持ち寄り、こどもを捉える多様な視点を養うことはできます。学び手が実感を伴って、こどものつまずきに気が付ける講義をしてくださる荻野先生をお招きして、ともに学びたいと思います。


タイトル

内容

第1回
生活習慣や利便性の変化とこどもの発達
昨今では、生活習慣も変わり利便性も大きく向上しています。そんな中、こどもたちの発達はどのような変化をもたらしているのでしょうか。
第2回
こどもの苦手や不器用とは?〜その原因について〜
運動が苦手。細かい作業が苦手。体裁の整った字を書くのが苦手。なぜ不器用に見えてしまうのでしょうか。その原因をご紹介します。
第3回
運動が苦手なこども、そこにある課題
運動が苦手というのは改善するのでしょうか。そんなこどもたちと一緒に、どのような運動をすればよいのでしょうか。当事業所で行なっている運動課題を中心にご紹介します。
第4回
生活できる力を育てる方法
こどもたちは、食事・トイレ・着替えなど身の回りの動作を1人で行えているでしょうか。また、集団での活動やお友達と仲よく遊べているでしょうか。身の回りの動作の進め方やソーシャルスキルについてご紹介します。
第5回
自分で進んで行動できているだろうか?
こどもたちは、人の話を聞いて行動に移せているでしょうか。集団活動の中でお友達と一緒に行動できているでしょうか。また、自分で進んで身支度などの活動を行っているでしょうか。
第6回
こどもとの関わり方、言葉の伝え方
こどもたちに声をかける時、どのような声かけをしているでしょうか。言葉の感じ方や伝え方についてご紹介します。


荻野 圭司(おぎのけいじ)
作業療法士。多機能型事業所ひまわりコパンの杜管理者兼児童発達支援管理責任者。医療法人ひまわり会札樽病院リハビリテーション療法部課長。現在、児童の支援や保護者との相談業務、学校等への訪問支援に携わっている。著書に『発達が気になる子への学校における合理的配慮』(中央法規出版)等。

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