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講座1 保育者が、知っておきたい、言い切っておきたい、親の悩み

講師:野藤 弘幸​ 全6回 各40分 / 2024年配信



保護者の悩みに心を寄せ、子育てが少しでも気持ちよくできるよう、あれこれと手立てを考え、提案し、相談することは、保育者にとって大切な役割です。しかし、このつとめを果たそうとする時、保護者の感情を受け取ることがおもだって、手立てを願い出るまでにたどり着けないこともあります。そうすると、「なぜこの保護者はこどもに向きあおうとしないのだろう」と、どうしても思うこともあります。


本講座では、保護者がどのような子育てに悩んでいるのか、それについて保育者はどのように答えるとよいのか、どのような知識を保護者と保育者で共有できると、家庭と保育が行き違いなくつながるのかをお話しします。


タイトル

内容

第1回
保護者が悩む発達障害
「うちのこどもは発達障害ですか」と尋ねる保護者もいます。もちろん、保育で判断し、答えることではありません。しかしこの時、発達障害とはどのような障害か、どのような診断があるのか、どのような社会資源があるのかを知っていると、保育者は落ち着いて話を聞くことができます。発達障害についてお話しします。
第2回
保護者が悩む生活習慣
「夜寝ないのでお昼寝をやめてください」「トイレトレーニングを進めてください」「偏食があります」などなど、生活習慣についての保育への要望、家庭で進まないことの質問について、保護者はどのような悩みを持っているのか、家庭と保育でどのような情報を共有して、どのようにこどもに関わるとよいのか、具体的な提案をします。
第3回
保護者が悩む子どもの行動
「かんしゃくがおさまりません」「爪かみをやめません」「だらだら食べます」「ゲームをやめません」「ひとりで遊びません」といった、こどもが家庭で見せる姿、その対応に困る保護者に対して、こどもの発達を踏まえるとともに、将来を見据えた提案を保育者が行えるよう、具体例を挙げて解説します。
第4回
保護者が悩む発達の問題
「言葉が出ません」「手先が不器用です」「利き手が定まりません」といった、発達的な側面に関する心配ごとについて、例えば、どのように言葉を学習するのか、脳の発達と手の関係とは何かなど、必要な知識を基に、こどもが表す行動の理由と、保育者ができる対応について答えます。
第5回
保護者が悩む就学の問題
「通常級は無理と言われた」「繊細で学校生活に耐えられるのか」「習い事は何がよいか」「英語はいつから習えばよいのか」などのように、就学を見据えた保護者の心配と、保育で予め考えておきたいことについて、例を挙げてお話しします。
第6回
保護者が悩む自分の問題
「子育てに息が詰まる」「怒らない育児なんて無理です」「相談できるひとはいません」のように、保護者が自分の感情について、自分の生い立ちについて、人間関係について持つ悩み、それらがどのように育児に表れているのか、事例を基に、どこまで保育者が受けとめ、どこから他職種に委ねるのかを考えます。


野藤 弘幸(のとうひろゆき)
作業療法士。発達障害、高齢期障害、在宅緩和医療の各領域の作業療法の臨床、常葉大学保健医療学部教授を経て、現在はおとなが育てにくいと思うこどもたち、その保護者の相談と、そこに関わる保育者への研修を行う。著書に『発達障害のこどもを行き詰まらせない保育実践 ーすべてのこどもに通じる理解と対応ー』(郁洋舎)。

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