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講座9 遊びを支える保育環境

講師:樋口 正春、有馬 聡子​ 全6回 各40分 / 2023年配信講座



保育現場には、こどもたちが生活をし、遊ぶ環境が整えられています。保育現場によって、その環境はさまざまですが、こどもたちは室内外問わず、身の回りにある生活環境から遊びを探し出し、次々と新しい遊びを見つけ出します。こどもたちの遊びは縦横無尽に広がっていきます。そこに遊びをともにする保育者の存在があります。もちろん、こどもに応じた絵本や玩具の種類、量や配置、植物や生き物の存在も重要ですが、保育者の言葉がけや関わり、遊びの見通しや、道具や材料の用意など、遊びを支える援助がそこには必要です。

本講座では、これまで多くの保育現場で遊びを見つめてきた樋口正春氏と、石神井町さくら保育園園長の有馬聡子氏をお招きして、保育者の関わり方も含めた「遊びを支える保育環境」についてお話しいただきます。実際の保育現場や遊びの実践を通して、遊ぶことの楽しさやこどもたちの喜び、その教育的な価値について学びましょう。


タイトル

内容

講師

第1回
遊ぶ、その時に大切にしていること
これまでのこどもとの遊びの経験を通して、遊ぶ時に大切にしていること。また、遊びの中でこどもにハッとさせられたエピソードや、遊びを通してこどもに伝えたいことをお話しいただきます。保育における「遊び」を体験からひもとく内容です。
有馬 聡子
第2回
遊びを支える保育者の関わり
こどもの遊びについていったり、連れていったり、誘いかけたり、小さな遊びの種をばらまいてみたり……。こどもの遊びに、こどもさながらに迫っていくような実践をする有馬氏に、遊びへの保育者としての関わりを伺います。
有馬 聡子
第3回
遊びを支える保育環境 乳児編
石神井町さくら保育園の0歳児から2歳児までの室内環境を実際に見せていただき、説明していただきます。そこに込められている保育者の願いや、これまで蓄積された保育の形に迫ります。
樋口 正春
第4回
遊びを支える保育環境 幼児編
石神井町さくら保育園の幼児の室内環境を実際に見せていただき、遊びの紹介や環境構成の説明をしていただきます。幼児の遊びを中心とした生活をより充実すべく働きかける保育者の、遊びを支える環境に迫ります。
樋口 正春
第5回
遊びを通して育つことの価値
乳幼児教育においては、人格形成の基礎を培うための方法として、遊びに教育的な土台を置いていると思います。しかし、その価値はなかなか理解されていないように感じます。遊ぶことを通して、保育者はこどもたちに何を手渡そうとしているのでしょうか?
有馬 聡子
第6回
遊びを支える保育の形
遊びを支える保育環境の講座の締めくくりとして、遊びを土台にすることの意味、そして遊びを土台にすることによって見えてくる保育の形についてお話しいただきます。遊ぶことを、保育環境としてどう形づくることができるでしょうか。
樋口 正春


樋口 正春(ひぐちまさはる)
保育創造セミナー代表。(福)高洲福祉会まどか保育園、石神井町さくら保育園、豊玉保育園理事長。全国でセミナーを主催しつつドイツでの海外研修を30年以上続け、全国の保育現場で講演を続けている。著書に『保育と環境』『根っこを育てる乳児保育』(ちゃいるどネット大阪)、『絵本から広がる遊びの世界』(風鳴社)。

有馬 聡子(ありまさとこ)
広島県生まれ。広島の幼稚園に12年勤務。京都つくし保育園を経て、2012年に(福)高洲福祉会 練馬区立石神井町さくら保育園の運営委託開始に参加。幼児保育の経験を重ね、現在園長。著書に『絵本から広がる遊びの世界』(風鳴社)がある。


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