講師:樋口 正春 全6回 各40分 / 2024年配信

近年、少子化や不適切保育報道など、社会的にも保育の質が問われる中で「こども主体」や「共主体」など、「主体性」というテーマが問い直されているように思います。主体性やこども中心という言葉は、保育の基本的な土台でありながらも、理解や見方は一様ではありません。では、主体性が育つ保育環境とは、どのような環境なのでしょうか?
乳児の育児担当制、異年齢保育、時間・空間の選択と自由、意欲的に遊び生活ができる環境構成、日課や行事のあり方、保育者の援助や人員配置など、さまざまな事柄に今一度強い関心が寄せられています。本講座では、これまで多くの保育現場を見つめ、実践を積み重ねてきた樋口正春氏をお招きして、主体性を軸にした保育の形を考えてみたいと思います。
回 | タイトル | 内容 |
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第1回 / 5月22日配信 | 主体性を大切にする保育とは? | 大人の関わりが「こどもの言いなり」でもなく、「大人の押し付け」でもなく、主体性を大切にする関わりをするためには、どのような視点や理解を持つといいのでしょうか? |
第2回 / 6月19日配信 | 日課の考え方と行事の意味 | 日々の生活をつくる日課の大切さ。見通しがある生活は、こどもにとって何をもたらすのか。また、運動会や発表会などの行事と主体性との関わりを考えてみます。 |
第3回 / 7月24日配信 | 主体性を育む関わりと言葉がけ | 園生活の中での保育者のこどものとの関わりや言葉のかけ方、保育者同士の連携や共有。また、保護者への支援や協力など、家庭も含めた保育環境におけるポイントや工夫について。 |
第4回 / 8月21日配信 | 自由と設定、一斉と個別の考え方 | |
第5回 / 9月18日配信 | 乳児期に育む土台づくり | 心身の急速な成長と愛着の基盤となる乳児期に大切にしたいこと。また、何を大切にするとよいのか、乳児の育児担当制や育児支援のポイントをつかみます。 |
第6回 / 10月23日配信 | 保育者の主体性を育む | 保育者の資質を育むために、日々の保育の中でこどもから学ぶこと、保育者との学び合いや園内研修など、保育者が主体性を育み、こどもと育つ保育のつくり方。 |

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