講座10 絵本が生み出されるまで
- 2024年1月12日
- 読了時間: 3分
更新日:2024年3月21日
講師:あかしのぶこ、尾崎 玄一郎・尾崎 由紀奈、鈴木 健司、東郷 なりさ、野坂 悦子、MAYA MAXX 全6回 各40分 / 2023年配信講座

子育てに絵本は欠かすことのできない存在です。絵本は保育現場において、こどもたちの生活を下支えし、想像力に活力を与え、こどもや保育者、植物や生き物を結び合わせてくれます。本講座では、そんな絵本のつくり手たちを訪ねます。つくり手がいなければ、絵本は生まれてきません。そして、絵本を読み継ぐこどもたちがいなければ、絵本は残りません。こどもの生活や遊びを軸にする保育現場にとって、絵本は必要な環境です。そして、その絵本は、こどものために物語をつくる大人と、こどもが生きる日常の物語が重なり合った時に、こどもたちの生活の中で豊かな体験として、心に残るように思います。そんな、こどもの心と魂に触れる絵本のつくり手を訪ねて、絵本が生み出されるまでを伺います。

MAYA MAXX(まやまっくす)
画家であり、数々の絵本も描いてきたMAYA MAXX。1993年にMAYA MAXX名義で制作を開始してから、さまざまな地域で展覧会を開催。2008年から約10年、何必館・京都現代美術館で作品を発表。2020年、岩見沢市の美流渡地区にアトリエを開設し、北海道を拠点に活動を始める。町中に絵を描く取り組みを続けている。

鈴木 健司(すずきけんじ)
関西こどものとも社勤務。よみきかせボランティアサークル三丁目の鷹主宰。兵庫県伊丹市立図書館でよみきかせを学び、以来さまざまな現場で絵本のよみきかせを行う。2022年1月号こどものとも年少版『さんぽにいったバナナ』を福音館書店より出版。

あかしのぶこ
京都生まれ1990年半ばから知床にボランティアレンジャーとして通い始め、縁あって移住。以来、そこで出会った動物や体験を基に絵本をつくる。2004年、ちいさなかがくのとも『ねむたい ねむたい ももんがたち』でデビュー。ほかに、『ふぶきが やんだら』、『もりのブランコ』などがある。最新作は『あなほり くまさん』(すべて福音館書店)。

東郷 なりさ(とうごうなりさ)
1987年生まれ。東京農工大学地域生態システム学科を卒業後、イギリスのケンブリッジ・スクール・オブ・アートで絵本や児童書の挿絵を学ぶ。絵本に『じょやのかね』『さくらがさくと』(福音館書店)、『はばたけ! バンのおにいちゃん』(出版ワークス)。2019年ボローニャ国際絵本原画展入選。

野坂 悦子(のざかえつこ)
オランダ語・英語・フランス語の翻訳家、作家。1989年、『レナレナ』(朔北社により復刊)の翻訳でデビュー。2022年に『どんぐり喰い』(福音館書店)で日本翻訳家協会・翻訳特別賞を受賞。訳書に『ねえさんの青いヒジャブ』(BL出版)、『ぼくといっしょに』(ブロンズ新社)、『おおきいかさ』(化学同人)、創作絵本に『ようこそロイドホテルヘ』『あしたの動物園 ―熊本市動植物園のおはなしー』(玉川大学出版部)などがある。紙芝居文化の会海外統括委員も務める。

尾崎 玄一郎(おざきげんいちろう)
東京都生まれ。東京芸術大学美術研究科修士課程油絵修了。作品は現代日本美術展入選、JACA展特別賞受賞など高い評価を受けている。絵本に『ちかてつてっちゃん』(井上よう子 文 / 岩崎書店)など。絵画教室OZ代表。共著の絵本に『おしいれじいさん』『たこぼうのツーリング』『きっさ すなどーひー』『ぞろ ぞろぞろ』(すべて福音館書店)『おなおしやのミケばあちゃん』『おにろうのおつかい』(偕成社)など多数。




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