こどものとも0.1.2. 2022年8月号
おひるね
笠野裕一 さく
幸せなおひるね
幸福感をどんな時に味わっていますか? 私は、いい湯加減のお風呂に浸かった時、大好物の一口目を食べる時、そしてお昼寝で全身の力が抜けてまどろみ始めた時。皆さんはいかがですか?
作者の笠野裕一さんはお昼寝派。こどものとも年少版2000年5月号『おひさま ぽかぽか』でも、おばあさんが縁側で干した、お日様の匂いのするお布団がお昼寝の場所になり、動物たちの幸福に満ちた姿を描きます。
入眠するまでがあっという間の人もいるし、なかなか寝つけない人もいます。幼い子どもは、お昼寝で次の活動のためのエネルギーを貯めています。子どもの生活リズムを維持するのは大人の役目です。幸福感を味わえるお昼寝をコーディネートしましょう。
読み方アイデア
お昼寝の導入に使います。お気に入りの毛布やお布団、タオルケットを用意して、寝転んで『おひるね』の表紙を見ます。ページが進むうちに大人のほうが睡魔に誘われます。それくらいがいいのです。子どもは大人の感情を100%コピーするそうです。大人がいい気持ちにならないと、幸福感は子どもに伝わりません。こうしてこの時間を楽しみます。あくびも出ます。それも楽しんでください。
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