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こどものとも0.1.2. ままねこ こねこ


こどものとも0.1.2. 2023年11月号

ままねこ こねこ

どいかや さく



赤ちゃんはまねをして成長する


赤ちゃんは生まれて間もなくから舌を出すことができます。だから大人が「べー」と舌を出すと、まねして舌を出してくれることがあります。偶然かも知れないと思いつつ再びやると、またまねをしてくれます。それを見て大人はうれしくなります。


『ままねこ こねこ』のままねこも、こねこがまねしてくれると喜んでいます。ままねこの喜びは、こねこの喜びでもあります。幸福感の共有をしてコミュニケーションの力が育つのです。


まねをする行為は、すべてお母さんのすることです。こねこは、ままねこのすることを常によく見てまねします。歩く、食べる、なめる、眠る、生活のすべてです。生きる力をここから学んでいると言っても過言ではありません。



読み方アイデア

お子さんは、あなたのどんな行動をまねしていますか?ちょっと意識して、お子さんをご覧ください。あれもこれもあなたのまねですよ。

歩けるようになると、早速エコバッグを持って買い物をしたがります。お子さん用のエコバッグを持たせてあげてください。お買い物の1つでもそれに入れて、一緒にお買い物を楽しみましょう。園でも、ごっこ遊び用に布の袋を準備してください。いろいろな物を袋に入れて持ち歩きます。「お買い物にいくのですか?」と声をかけると、こくんと頷いてくれます。




 

藤田春義(ふじたはるよし)
1954年秋田県生まれ。むかわ町にて保育の仕事を6年余り経験し、その後、札幌第一こどものとも社に勤務。1996年に絵本とおもちゃの専門店「ろばのこ」を立ち上げ、育児教室を開催してきた。北翔大学短期大学部非常勤講師。札幌国際大学非常勤講師。

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