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こどものとも0.1.2. のびのーび のびのーび


こどものとも0.1.2. 2023年7月号

のびのーび のびのーび

さみぞみちこ さく



発見! のびのーび


「みんな伸びをするんだ」と妙に納得した一冊でした。そして、赤ちゃんも伸びをします。仰向けのまま、こぶしをグーンと突き上げ、足のほうもグーンと伸ばします。見ているとこちらも伸びをしたくなります。「伸び」もあくびと一緒でうつりますね。


身体は伸びたり縮んだりするのが気持ちいいようです。指の先から足の先、脇も、背骨も膝の後ろも伸ばすと気持ちいいといっています。


10年前の10月号『ぺんぎんたいそう』は大ヒットし、赤ちゃんが絵本のペンギンと一緒に身体を動かして楽しみました。『のびのーび のびのーび』も、ねこさん、ぺんぎんさん、レッサーパンダさん、いぬさん、アザラシさんの順にまねして楽しんでください。


歌うように読んで、「の―び」のところを、うーんと伸ばすといっぱい伸びます。裏表紙のカメさんのところまできたら、身体はしっかり目覚めているでしょう。


読み方アイデア

割り箸を2本用意してください。伸びる布地を幅5センチくらい、長さ15センチくらいに切って、割り箸に巻きつけて左右に引っ張れば、のびのーびとなります。左右どちらかに動物の顔を、反対にはしっぽを付ければ「のびのーび」劇場ができます。




 

藤田春義(ふじたはるよし)
1954年秋田県生まれ。むかわ町にて保育の仕事を6年余り経験し、その後、札幌第一こどものとも社に勤務。1996年に絵本とおもちゃの専門店「ろばのこ」を立ち上げ、育児教室を開催してきた。北翔大学短期大学部非常勤講師。札幌国際大学非常勤講師。

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