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講座6 遊びと生活をひもとく一人一人の物語

講師:松本 崇史、森 道子​ 全6回 各40分 / 2023年配信講座



保育とは遊びと生活が中心です。その遊びと生活は集団で営まれます。その集団とは一斉にやることだけではなく、そこに一人ひとりのこどもがおり、保育者がおり、その個々の関係が絡み合うことで集団となります。保育のだいご味である集団の価値を理解するためには、一人ひとりの育ちを追いかけ、保育者との関係、こども同士の関係、その子自身の変化を追いかけることで意味が見えてくるのです。そこには一人ひとりの物語がある。本講座では、その物語を見つめ、そこにある価値を探っていきます。


タイトル

内容

講師

第1回
じゅいちと通じ合う瞬間まで
3歳児で入園し、喃語で周りの理解ができないじゅいち。その彼が4歳児になり、少しずつ周りの世界を保育者とともに切り開く。その内面には見えない大きな「恐竜」の存在がありました。
森 道子
第2回
しんが解放され人生の喜びをおう歌するまで
5歳児で転園し、言葉が出ず、トイレも行けず、発言もできなかった彼が、解放感を持ち、自分とは何かに気付くまで。彼自身の成長のストーリーは、彼自身がもともと持っているものへの気付きでした。
松本 崇史
第3回
保育者がこどもと通じ合えるためにできること
ズレ」。それは保育者とこども、こども同士、人間同士であれば必ず起きること。行為のズレと気持ちのズレ、目に見える部分と目に見えない部分のズレを保育者がいかに修正するかが、通じ合いの基本です。保育者の関わりの視点を見直しましょう。
松本 崇史
第4回
ゆずなが自信を持つために
4歳児で転園し、前園で登園拒否をしていたゆずな。緘黙のこどもが笑顔を取り戻すまで。保育者が持つ覚悟と思いとは「愛すること」だと思うのです。受容だけではない、彼女の再生の物語。
松本 崇史、森 道子
第5回
あおの成長とは
15年前に出会ったこども。彼との出会いが、保育の基本を生み出してくれました。彼の喜びに気付き、彼の苦しみを知り、今あの時を振り返り、もう一度語りたい。水をこぼす彼の笑顔にこそ意味があったのです。
松本 崇史
第6回
真剣である保育
一人ひとりのこどもの遊びと生活をひもといていくこと。そこには、環境を考える視点と保育者の真剣さが必要でした。それには常に省察し、常に行動し、常に自分自身を問いかける自分がいます。
松本 崇史


松本 崇史(まつもとたかし)
鳴門教育大学で保育と絵本を学ぶ。絵本屋を経験し、その後(福)任天会日野の森こども園にて園長を務め、ほとんど事務所におらず現場にいながら、こどもたちと遊びをおう歌している。現在おおとりの森こども園園長。雑誌『げ・ん・き』(エイデル研究所)にて「保育ってステキ」を連載中。

森 道子(もりみちこ)
徳島県生まれ。上越教育大学で保育を学び公立幼稚園の勤務を経て、現在、社会福祉法人任天会で主幹として勤務する。自身でさまざまな研修に参加し、その中で実践者として保育の事実を発表し続けている。モットーは「喜んで登園、満足して降園」。


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