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こどものとも0.1.2. 2022年11月号

くまさんと どんぐり

増田純子 さく



くまさんの視線を追う


増田さんの、2017年4月号で刊行された『ぱっちり おはよう』を見た時、登場する動物たちの目に注目しました。大きな目玉がまっすぐにこちらを見つめているからです。そして「おめめ ぱっちり おはよう」と言葉が添えられています。いやおうなしに目が合う絵本でした。

『くまさんと どんぐり』のくまさんは、その時に登場させる予定で描いたくまさんでした。実際はねずみさんが採用されましたが、今月号で晴れて登場となりました。したがって目玉に特徴があるのです。


表紙のくまさんは、正面を向き読者の赤ちゃんに視線を送っています。どんぐりが出てくると視線はどんぐりへ向かいます。


読む時に赤ちゃんの視線を観察してください。赤ちゃんはどこを見ているでしょうか? 繰り返し読んでいるうちに、どんぐりにも視線を送るようになります。


読み方アイデア

日常の生活でも赤ちゃんの視線の先をたどってみてください。赤ちゃんの見ているものを知ることは、赤ちゃんを理解することです。一緒に見ることで赤ちゃんとの関係が築かれます。

絵本を一緒に見ている時に赤ちゃんが大人と目を合わせようとするのは、同じものを見た者同士の喜びを共有しようとしているからです。すてきな瞬間を楽しんでください。



202211育児支援手引き
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藤田春義(ふじたはるよし)
1954年秋田県生まれ。むかわ町にて保育の仕事を6年余り経験し、その後、札幌第一こどものとも社に勤務。1996年に絵本とおもちゃの専門店「ろばのこ」を立ち上げ、育児教室を開催してきた。北翔大学短期大学部非常勤講師。札幌国際大学非常勤講師。
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