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こどものとも0.1.2. ほわほわさん ぴかぴかさん


こどものとも0.1.2. 2025年2月号

ほわほわさん ぴかぴかさん

おくはらゆめ 作



感触を音にして分かち合う


「ほわほわ」しているものは気持ちいい感じ。「ぴかぴか」しているものは「なんかかっこいい」感じ?こんなふうに感触と印象って結び付いていたりします。この絵本は、「ほわほわ」と「ぴかぴか」な生き物たちが登場します。感触で分類すると世界はまた違って見えてきますね。


身の回りの「ほわほわ」と「ぴかぴか」を探してみて、そして、触れられるものはどんどん触ってみて、たっぷりと身の回りにあるものを触覚を使って出会ってみましょう。その感触を音にしてみるのもいいかもしれません。


たとえ、それが自分には「ぴかぴか」には見えなくても、その人にとっては「ぴかぴか」だったりします。その人の言葉の使い方や言葉のイメージがあるでしょう。同じものを見たり触れたりしても、感じ方はみんな違っていい。その違いを楽しめるととっても豊かです。


☆こぼれ話

やっぱり、言葉って大事だなと、この絵本を読みながら思いました。感触をたくさんの音に直せる文化や感性はすてきだなぁ。散歩をしながら、ぶつぶついろんな音を呟きながら歩いています。




 

藤田進(ふじたすすむ)
好奇心や探究心をたっぷり使いながらこどもと日々を過ごせるように、そして、こどもとこの地球や社会をどのように分かち合うかを模索しながら、絵本やおもちゃの販売、庭しんぶんの発行、研修事業などを運営中。札幌第一こどものとも社代表。庭しんぶん編集長。3児の父。

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