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講座1
01

「環境を通して行う教育」を基礎から学ぶ

講師:佐々木 宏子、佐々木 晃​ 全6回 各40分 / 5月配信開始

「環境を通して」という言葉を聞いて何を思い浮かべますか? 保育室の環境構成や、絵本や玩具の種類や量、もしくは丁寧な関わりができる人的環境などを思い浮かべる人もいるかもしれません。乳幼児期は、保育者の計画に沿って学習する「教科教育」ではなく、こどもの生活と遊びを軸にして「環境を通して教育する」ことが、幼稚園教育要領や保育所保育指針などに記されています。「保育者が教育する」ではなく、「環境を通して保育者は教育をする」といえるでしょう。

保育現場での「環境」に関する意識は高まっています。しかし「環境を通して」という言葉はさまざまに用いられ、常にあいまいさを伴い、ともすれば「環境」という言葉は誤解されているようにも感じます。そこで、鳴門教育大学の佐々木宏子名誉教授と佐々木晃教授をお招きして、鳴門教育大学附属幼稚園が30年以上にわたって取り組んできた「環境を通して行う教育」の実践研究を土台に、「保育環境とは何か?」を今一度問い直していきましょう。

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佐々木 宏子(ささきひろこ)

鳴門教育大学名誉教授。同志社大学文学部(心理学)卒業後、立命館大学大学院文学研究科(心理学)修士課程修了。博士(教育学)。北京師範大学教育学院(珠海分校)教授。日本保育学会常任理事、絵本学会会長、NPOブックスタート理事。著書に『絵本の心理学』、『絵本は赤ちゃんから ―母子の読み合いがひらく世界ー』(新曜社)など多数。

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佐々木 晃(ささきあきら)

鳴門教育大学大学院教授。鳴門教育大学大学院修士課程修了。鳴門教育大学附属幼稚園教諭、徳島県教育委員会指導主事等を経て鳴門教育大学附属幼稚園園長。2022年より鳴門教育大学大学院学校教育研究科幼児教育コース教授。日本保育学会理事。著書に『0~5歳児の非認知的能力』(チャイルド本社)、共著『遊誘財・子ども・保育者』(郁洋舎)等。

「子どもが自らの意志で選ぶ生活(遊び)の連続性を壊したくなかったから」(戎喜久惠副園長 / 1980年代半ば頃から)という保育者たちの願いから、鳴門教育大学附属幼稚園の「環境を通して行う保育」の実践は始まりました。そして環境を整備していく中で、「遊誘財」という概念が生まれました。

こどもたちと保育者が生活(選び)の中で大切に継承してきたものは何か? 生活(遊び)の中で遺されてきたさまざまな教材・道具・遊具・場所(空間)、表現文化・生活文化、遊び方・形など。年齢別保育を解体する中で、それらを遺してきたこどもたちの人間関係と保育者の保育方法についてお話しします。

日々の保育の見通しと、生活プラン(こどもの姿をまとめた独自の年間カリキュラム)が照らし出す保育のポイントについてお話しします。今日から明日への保育を考える手がかりとなったものは? 新任保育者Sが見つけ出した遊誘財研究の楽しみとは? 「環境とは?」「保育とは?」の問いに具体的な視点でお答えします。

私たちが書く「事例」は、共に環境に触れつつ、こどもと保育者で描く物語のようなものです。こどもと環境と保育者の間に生まれる事実を捉え、三者が織りなす成長と可能性の物語の中に「領域」や「10の姿」も、自然と垣間見ることができます。

私たちの保育は、こどもに聴く、環境について調べて知ろうとする、先輩や同僚、保護者、あるいは自分自身や幼児期の自分に聴くなど、「問う」ということが基本となっています。問うことで何をつかんで、何が動き出すのかを事例を通して見ていきましょう。

遊誘財とは、単にモノ(遊具や教材など)やコト(遊びの種類・行事など)だけではありません。保育者同士・こども同士の人間関係の成熟や協同活動の種類、広さ・深さ(表現・生活文化)、雰囲気なども含みます。同じ環境財が存在しながら、ある園では生活(遊び)が平板にとどまり、ある園では一人ひとりのこどもの好奇心が充たされ創意工夫が生まれるのはなぜかを、事例をあげつつお話しします。

こどもが育つ基盤になる「環境」

環境を通して行う保育〜

第1回 

こどもの自発的好奇心の躍動を追う

こどもと環境をつくる保育〜

第2回 

日々の環境構成の実践と生活プラン

〜保育者の具体的な視点〜

第3回 

遊びと遊ぶ姿が見える事例を書く

〜こどもの事実を捉える方法の基礎〜

第4回 

「問う」という営みから環境をつくる

〜問いを見つけ、共有する〜

第5回 

循環的に環境を生きる営み

〜遊誘財とは何か?〜

第6回 

 講師:佐々木 宏子 / 5月10日配信 

 講師:佐々木 宏子 / 6月7日配信 

 講師:佐々木 晃 / 7月5日配信 

 講師:佐々木 晃 / 9月20日配信 

 講師:佐々木 晃 / 10月25日配信 

 講師:佐々木 宏子 / 11月22日配信 

02

遊びと生活をひもとく一人一人の物語

〜こどもを追いかける保育者〜

講師:松本 崇史、森 道子​ 全6回 各40分 / 5月配信開始

保育とは遊びと生活が中心です。その遊びと生活は集団で営まれます。その集団とは一斉にやることだけではなく、そこに一人ひとりのこどもがおり、保育者がおり、その個々の関係が絡み合うことで集団となります。保育のだいご味である集団の価値を理解するためには、一人ひとりの育ちを追いかけ、保育者との関係、こども同士の関係、その子自身の変化を追いかけることで意味が見えてくるのです。そこには一人ひとりの物語がある。本講座では、その物語を見つめ、そこにある価値を探っていきます。

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松本 崇史(まつもとたかし)

鳴門教育大学で保育と絵本を学ぶ。絵本屋を経験し、その後(福)任天会日野の森こども園にて園長を務め、ほとんど事務所におらず現場にいながら、こどもたちと遊びをおう歌している。現在おおとりの森こども園園長。雑誌『げ・ん・き』(エイデル研究所)にて「保育ってステキ」を連載中。

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森 道子(もりみちこ)

徳島県生まれ。上越教育大学で保育を学び公立幼稚園の勤務を経て、現在、社会福祉法人任天会で主幹として勤務する。自身でさまざまな研修に参加し、その中で実践者として保育の事実を発表し続けている。モットーは「喜んで登園、満足して降園」。

3歳児で入園し、喃語で周りの理解ができないじゅいち。その彼が4歳児になり、少しずつ周りの世界を保育者とともに切り開く。その内面には見えない大きな「恐竜」の存在がありました。

5歳児で転園し、言葉が出ず、トイレも行けず、発言もできなかった彼が、解放感を持ち、自分とは何かに気付くまで。彼自身の成長のストーリーは、彼自身がもともと持っているものへの気付きでした。

「ズレ」。それは保育者とこども、こども同士、人間同士であれば必ず起きること。行為のズレと気持ちのズレ、目に見える部分と目に見えない部分のズレを保育者がいかに修正するかが、通じ合いの基本です。保育者の関わりの視点を見直しましょう。

4歳児で転園し、前園で登園拒否をしていたゆずな。緘黙のこどもが笑顔を取り戻すまで。保育者が持つ覚悟と思いとは「愛すること」だと思うのです。受容だけではない、彼女の再生の物語。

15年前に出会ったこども。彼との出会いが、保育の基本を生み出してくれました。彼の喜びに気付き、彼の苦しみを知り、今あの時を振り返り、もう一度語りたい。水をこぼす彼の笑顔にこそ意味があったのです。

一人ひとりのこどもの遊びと生活をひもといていくこと。そこには、環境を考える視点と保育者の真剣さが必要でした。それには常に省察し、常に行動し、常に自分自身を問いかける自分がいます。

じゅいちと通じ合う瞬間まで

第1回 

しんが解放され人生の喜びを

おう歌するまで

第2回 

保育者がこどもと通じ合えるために

できること

第3回 

第5回 

ゆずなが自信を持つために

第4回 

あおの成長とは

真剣である保育

第6回 

 5月10日配信 

 6月7日配信 

 7月5日配信 

 9月20日配信 

 10月25日配信 

 11月22日配信 

※こどもの名前はすべて仮名である

講座2
03

乳児の身体・眼・手の運動発達から考える保育の手立て

講師:野藤 弘幸 全6回 各40分 / 5月配信開始

ひとが生まれ、そこから言葉を発することへと至る発達は、自分の身近にいるひと、周りにある物事に対して、「何だろう」と関心を持ち、「見たい」とまなざしを向け、より「近づきたい」と身体を動かし、「手にしたい」と手を伸ばし、把握し、指で扱い、そしてもうこれ以上「手が届かない、でも何だろう、知りたい」と感じた思いを「伝えたい」、そこで指さし、得た経験を「言葉」として「語る」という過程です。これは、「何だろう(知的好奇心)」「見たい(眼球運動)」「近づきたい(身体運動)」「手にしたい(手指機能)」「伝えたい(社会性)」「語る(言葉)」、これらの発達が結びつくことを意味します。

本講座では、身体・眼・手の運動発達を、保育で必要な範囲で簡潔にお話しし、遊びや食事への具体的な手立て、さらには発達障害のこどもで見られる運動や手の機能の問題と対応についてもお伝えします。

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野藤 弘幸(のとうひろゆき)

作業療法学博士。発達障害、高齢期障害、在宅緩和医療の各領域の作業療法の臨床、常葉大学保健医療学部教授を経て、現在はおとなが育てにくいと思うこどもたち、その保護者の相談と、そこに関わる保育者への研修を行う。著書に『発達障害のこどもを行き詰まらせない保育実践 ーすべてのこどもに通じる理解と対応ー』(郁洋舎)。

新生児は、重力に抗して身体を持ち上げることができません。やがて3カ月頃、うつ伏せでは両手で身体を支え、周りを見るようになります。6カ月頃になると、寝返りをします。ここまでの運動の発達が、その後、園庭の遊具で遊ぶために必要です。幼児の身体の動きと、寝返りまでの発達を関連付けてお話しします。

ひとの身体にある筋肉は、いくつかの種類に分けられます。這う・歩くためには、持続して身体を支え、動かす筋肉の役割が大切となります。そして机上遊びの時、運動遊びのとき、これらの筋肉のはたらきが発揮されます。こどもの将来の楽しい活動につながる運動の遊びについて、提案します。

6カ月頃、うつ伏せで、両手を開き身体を支え、周囲を見渡します。この時、手首で身体を支える、一つひとつの指を分けて力を入れる、という経験をします。これが基になって、さまざまなおもちゃを扱うことができるようになります。手指の運動の発達の過程を、保育で使われるおもちゃと併せてお話しします。

指で物をつまむ運動を覚えると、次にスプーンで食事を行うことや、色鉛筆を持って描画をするなど、生活で道具を使います。道具は、自分の身体ではできないことを実現する役割を持ちます。言葉も同じ意味では道具です。言葉の発達と併せて、スプーンや箸の持ち方、その時期についてお話しします。

生後2カ月頃より、ひとや物を積極的に見るよう、眼の運動が始まります。やがて6カ月頃には、おとなと同じように周囲を見ることができるようになります。この眼の運動の発達は、ひととひとが互いに見つめ合うこと、互いに同じ物事に焦点を向けることにも必要です。眼の運動を促す保育の手立てもお話しします。

第1回 

利き手は道具の扱いだけにとどまらず、言葉を使う、図を描く、ダンスをするなど、保育で行われる遊びや行事を楽しむために必要な手です。保育における利き手の捉え方、そしてその利き手が定まってこないこどもの問題をお話しします。そこから発達障害のこどもたちの運動の理由と、対応についてお話しします。

身体の運動発達① 新生児から寝返り

身体の運動発達② 這うから歩行

第2回 

手の運動発達① 新生児から手つかみ

第4回 

第3回 

第5回 

第6回 

手の運動発達②

ペン、カトラリーなど道具の使用

眼の運動発達

利き手の意味、保育で見られる運動の問題と支援

 5月10日配信 

 6月7日配信 

 7月5日配信 

 9月20日配信 

 10月25日配信 

 11月22日配信 

講座3
04

こどものつまずきに気付き、寄り添うためには?

講師:荻野 圭司 全6回 各40分 / 5月配信開始

保育現場で働く作業療法士の存在を耳にすることが増えてきたように思います。日々こどもとともに過ごし、遊びと生活を中心に環境を通して人格形成の基礎を育みます。作業療法士は、運動機能や感覚機能、認知や高次脳機能や環境面など、いくつもの要素からこどもを分析的に捉え、科学的根拠を基に支援をします。遊びと生活におけるつまずきや困難を抱えるこどもに寄り添う支援です。保育現場では、遊びと療育と切り分けずに生活の中で支援も営まれていきます。こどもは、身近にいる大人に、自分を知り心を通じ合わせられる、そういう専門性を求めているように思うのです。保育者がすべての専門性を身につけることはできませんが、専門性を持ち寄り、こどもを捉える多様な視点を養うことはできます。学び手が実感を伴って、こどものつまずきに気が付ける講義をしてくださる荻野先生をお招きして、ともに学びたいと思います。

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荻野 圭司(おぎのけいじ)

作業療法士。多機能型事業所ひまわりコパンの杜管理者兼児童発達支援管理責任者。医療法人ひまわり会札樽病院リハビリテーション療法部課長。現在、児童の支援や保護者との相談業務、学校等への訪問支援に携わっている。著書に『発達が気になる子への学校における合理的配慮』(中央法規出版)等。

昨今では、生活習慣も変わり利便性も大きく向上しています。そんな中、こどもたちの発達はどのような変化をもたらしているのでしょうか。

運動が苦手。細かい作業が苦手。体裁の整った字を書くのが苦手。なぜ不器用に見えてしまうのでしょうか。その原因をご紹介します。

運動が苦手というのは改善するのでしょうか。そんなこどもたちと一緒に、どのような運動をすればよいのでしょうか。当事業所で行なっている運動課題を中心にご紹介します。

こどもたちは、食事・トイレ・着替えなど身の回りの動作を1人で行えているでしょうか。また、集団での活動やお友達と仲よく遊べているでしょうか。身の回りの動作の進め方やソーシャルスキルについてご紹介します。

こどもたちは、人の話を聞いて行動に移せているでしょうか。集団活動の中でお友達と一緒に行動できているでしょうか。また、自分で進んで身支度などの活動を行っているでしょうか。

第1回 

こどもたちに声をかける時、どのような声かけをしているでしょうか。言葉の感じ方や伝え方についてご紹介します。

第2回 

生活習慣や利便性の変化と

こどもの発達

第3回 

こどもの苦手や不器用とは?

〜その原因について〜

運動が苦手なこども、そこにある課題

第4回 

第5回 

第6回 

生活できる力を育てる方法

自分で進んで行動できているだろうか?

こどもとの関わり方、言葉の伝え方

 5月24日配信 

 6月21日配信 

 7月19日配信 

 10月11日配信 

 11月8日配信 

 12月6日配信 

講座4
05

遊びを支える保育環境

〜こどもが遊ぶ、こどもと遊ぶ〜

講師:樋口 正春、有馬 聡子​ 全6回 各40分 / 5月配信開始

保育現場には、こどもたちが生活をし、遊ぶ環境が整えられています。保育現場によって、その環境はさまざまですが、こどもたちは室内外問わず、身の回りにある生活環境から遊びを探し出し、次々と新しい遊びを見つけ出します。こどもたちの遊びは縦横無尽に広がっていきます。そこに遊びをともにする保育者の存在があります。もちろん、こどもに応じた絵本や玩具の種類、量や配置、植物や生き物の存在も重要ですが、保育者の言葉がけや関わり、遊びの見通しや、道具や材料の用意など、遊びを支える援助がそこには必要です。

本講座では、これまで多くの保育現場で遊びを見つめてきた樋口正春氏と、石神井町さくら保育園園長の有馬聡子氏をお招きして、保育者の関わり方も含めた「遊びを支える保育環境」についてお話しいただきます。実際の保育現場や遊びの実践を通して、遊ぶことの楽しさやこどもたちの喜び、その教育的な価値について学びましょう。

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樋口 正春(ひぐちまさはる)

保育創造セミナー代表。(福)高洲福祉会まどか保育園、石神井町さくら保育園、豊玉保育園理事長。全国でセミナーを主催しつつドイツでの海外研修を30年以上続け、全国の保育現場で講演を続けている。著書に『保育と環境』『根っこを育てる乳児保育』(ちゃいるどネット大阪)、『絵本から広がる遊びの世界』(風鳴社)。

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有馬 聡子(ありまさとこ)

広島県生まれ。広島の幼稚園に12年勤務。京都つくし保育園を経て、2012年に(福)高洲福祉会 練馬区立石神井町さくら保育園の運営委託開始に参加。幼児保育の経験を重ね、現在園長。著書に『絵本から広がる遊びの世界』(風鳴社)がある。

これまでのこどもとの遊びの経験を通して、遊ぶ時に大切にしていること。また、遊びの中でこどもにハッとさせられたエピソードや、遊びを通してこどもに伝えたいことをお話しいただきます。保育における「遊び」を体験からひもとく内容です。

こどもの遊びについていったり、連れていったり、誘いかけたり、小さな遊びの種をばらまいてみたり……。こどもの遊びに、こどもさながらに迫っていくような実践をする有馬氏に、遊びへの保育者としての関わりを伺います。

石神井町さくら保育園の0歳児から2歳児までの室内環境を実際に見せていただき、説明していただきます。そこに込められている保育者の願いや、これまで蓄積された保育の形に迫ります。

石神井町さくら保育園の幼児の室内環境を実際に見せていただき、遊びの紹介や環境構成の説明をしていただきます。幼児の遊びを中心とした生活をより充実すべく働きかける保育者の、遊びを支える環境に迫ります。

乳幼児教育においては、人格形成の基礎を培うための方法として、遊びに教育的な土台を置いていると思います。しかし、その価値はなかなか理解されていないように感じます。遊ぶことを通して、保育者はこどもたちに何を手渡そうとしているのでしょうか?

遊びを支える保育環境の講座の締めくくりとして、遊びを土台にすることの意味、そして遊びを土台にすることによって見えてくる保育の形についてお話しいただきます。遊ぶことを、保育環境としてどう形づくることができるでしょうか。

遊ぶ、その時に大切にしていること

第1回 

遊びを支える保育者の関わり

第2回 

遊びを支える保育環境 乳児編

第3回 

遊びを支える保育環境 幼児

第4回 

遊びを通して育つことの価値

第5回 

遊びを支える保育の形

第6回 

 講師:有馬 聡子 / 5月24日配信 

 講師:有馬 聡子 / 6月21日配信 

 講師:樋口 正春 / 7月19日配信 

 講師:樋口 正春 / 10月11日配信 

 講師:有馬 聡子 / 11月8日配信 

 講師:樋口 正春 / 12月6日配信 

講座5
06

絵本が生み出されるまで

〜絵本のつくり手たちを訪ねる〜

講師:あかし のぶこ、尾崎 玄一郎・尾崎 由紀奈、鈴木 健司、東郷 なりさ、野坂 悦子、MAYA MAXX​

全6回 各40分 / 5月配信開始

子育てに絵本は欠かすことのできない存在です。絵本は保育現場において、こどもたちの生活を下支えし、想像力に活力を与え、こどもや保育者、植物や生き物を結び合わせてくれます。本講座では、そんな絵本のつくり手たちを訪ねます。つくり手がいなければ、絵本は生まれてきません。そして、絵本を読み継ぐこどもたちがいなければ、絵本は残りません。こどもの生活や遊びを軸にする保育現場にとって、絵本は必要な環境です。そして、その絵本は、こどものために物語をつくる大人と、こどもが生きる日常の物語が重なり合った時に、こどもたちの生活の中で豊かな体験として、心に残るように思います。そんな、こどもの心と魂に触れる絵本のつくり手を訪ねて、絵本が生み出されるまでを伺います。

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あかし のぶこ

京都生まれ、1990年半ばから知床にボランティアレンジャーとして通い始め、縁あって移住。以来、そこで出会った動物や体験を基に絵本をつくる。2004年、ちいさなかがくのとも『ねむたい ねむたい ももんがたち』でデビュー。ほかに、『ふぶきが やんだら』、『もりのブランコ』などがある。最新作は『あなほり くまさん』(すべて福音館書店)。

3年前に北海道へ移住し、美流渡にアトリエを構え、地域と交流しながら創作活動をするMAYA MAXXの「今」に迫ります。

2022年、絵本作家となった鈴木健司氏。デビュー作は、絶妙なユーモアが笑いを誘う物語。作品ができるまでの思いをお話しいただきます。

『あなほり くまさん』(福音館書店)など、知床の自然を描くあかしのぶこ氏。彼女が描く道東を訪ね、その自然を絵本に描く思いを探ります。

『さくらがさくと』『ハクセキレイの よる』(福音館書店)など、自然へのまなざしの深さが絵本に表れています。アトリエで実際の絵本づくりをお見せいただきます。

オランダ語を中心に、絵本から児童書まで多くの作品を翻訳、また創作される野坂悦子氏に、こどもが読む物語についてお話しいただきます。

砂場の地下にある喫茶店や汽車のための銭湯など、奇想天外な舞台で繰り広げられる独特な物語。そんな絵本を生み出すお二人のアトリエを訪ねます。

第1回 

第2回 

第3回 

美流渡にあるアトリエを訪ねて

第4回 

『さんぽにいったバナナ』できるまで

第5回 

絵本が生み出されるフィールドを訪ねて

第6回 

自然を描く、季節を描く

言葉を探す仕事 〜翻訳と創作を巡って〜

奇妙で魅せられる物語たち

 講師:MAYA MAXX / 5月24日配信 

 講師:鈴木 健司 / 6月21日配信 

 講師:あかし のぶこ / 7月19日配信 

 講師:東郷 なりさ / 10月11日配信 

 講師:野坂 悦子 / 11月8日配信 

 講師:尾崎 玄一郎・尾崎 由紀奈 / 12月6日配信 

講座6
07

こどもの育ちを見つめる視点

〜10の姿から考える、こどもたちの育ちの姿〜

講師:樋口 正春​ 全10回 各40分 / 配信済

私たちは、どのように「こどもの育ちの姿」を見て、関わっているのでしょうか? 保育3法で示された「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」には、こどもの育ちの方向性が示されています。ある園長は、保育目標に「自死をしないこどもを育てる」とおっしゃっていました。私は深く共感をすると同時に、そのために日々の保育実践には何が必要なのか? と改めて考えさせられました。

10の姿には、今を喜びを持って生きるために、そして貧困や格差社会、環境破壊などに直面している複雑な現代を生きるために必要な力が想定されています。そして、私たちは、日々の保育の中でその力を養い育てることを目指しています。私たちは日々の保育の中でその力を養い育てることを目指しています。樋口正春氏を講師に招き、10の姿を軸に、保育が向かう方向を具体的な実践から学びます。

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樋口 正春(ひぐちまさはる)

保育創造セミナー代表。(福)高洲福祉会まどか保育園、石神井町さくら保育園、豊玉保育園理事長。全国でセミナーを主催しつつドイツでの海外研修を30年以上続け、全国の保育現場で講演を続けている。著書に『保育と環境』『根っこを育てる乳児保育』(ちゃいるどネット大阪)、『絵本から広がる遊びの世界』(風鳴社)。

平成30 年度から適用された「保育所保育指針」「幼稚園教育要領」「認定こども園教育・保育要領」 で示された「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」について考えます。

動くものや美しいものへのこどもの興味と関心は、大人をはるかにしのぎます。動物や昆虫、植物とどのように出会いをつくり出すのか、その実践を見て参ります。

幼児の場合、自分のやりたいことがあるということが、生活のすべてのエネルギーになります。園の生活にそれがあるでしょうか? また、体を動かしながら考えるという幼児の特性を考え、見ていきます。

乳幼児は、自分の持ち物・自分の場所から始まり、1日の生活の流れを見通せる環境があることが自立の前提です。そのうえで生活・遊びを楽しみ、すべきことを自覚しやり遂げる。どのような活動が自立心を育むのかに焦点を当てます。

気の合った友達がいるということが、所属感を持って集団の一員であることを確かなものとします。どんな活動でも仲間が支えとなり、喜びとなり、新たなものを生み出す力となります。協同性が育まれるプロセスを学びます。

こどもは、家族や家族以外の大人、仲間たちとの生活の中で、役割・生活の仕組み・決まりを理解し、生きる力を身につけます。遊びや生活の中で身につける姿を、こどもの目線で見ていきます。

第1回 

第2回 

第3回 

「10の姿」とは

第4回 

⑦自然との関わり・生命尊重

第5回 

①健康な心と体

第6回 

②自立心

③協同性

④道徳性・規範意識の芽生え

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こどもの社会性は、信頼する人を通して得られる情報によります。保育者がどのような役割を担うのか、実践から見て参ります。

毎日新しい出来事に出会うこどもたちは、知ること、考えることが喜びです。特に、友達と分かち合うことが新しい喜びとなります。その瞬間瞬間を、実践を通して学びます。

第7回 

第8回 

⑤社会生活との関わり

⑥思考力の芽生え

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第9回 

⑧数量や図形、標識や文字などへの

関心・感覚

文字も数も道具のように使えることで役に立つことを実感します。遊びを通して楽しみながらその体験をします。具体的な実践を基に学びます。

第10回 

⑨言葉による伝え合い

⑩豊かな感性と表現

小学校入学までに最も必要な能力は、話を聞き、相手と気持ちを通わせられることでしょう。絵本や物語を楽しむ中で身につく力です。 / 表現することは、共感してくれる人がいて深い喜びとなります。また、新しい表現は新しい自分に出会う時でもあります。

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乳児のための生活環境をつくる

〜一人一人に必要な環境を援助するために〜

講師:増山 由香里 全10回 各40分 / 配信済

乳児は生まれてから、自分自身や、家庭や園での生活リズムを基盤に成長していきます。園では、乳児と家庭のリズムをつかみ、一人ひとりに必要な生活環境を整え援助し、乳児のための生活環境をつくっていきます。乳児期に獲得する力は、その人の生涯の土台になる大切な力です。しかし、その重大さに気が付かないことも多く、そのためには保育者の理解と関わりが重要なのです。本講座では、乳児との関わり方をひもときながら、乳児が主体的に生活するための方法や視点をお伝えします。

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増山 由香里(ますやまゆかり)

藤女子短期大学卒業後、幼稚園に勤務。その後、ドイツにてシュタイナー幼稚園等で実習。帰国後、保育園勤務を経て北海道大学大学院修士課程修了。現在、札幌国際大学准教授。現場に近い立場で、研究や講演をしてくださいます。著書に『具材 ーごっこ遊びを支える道具ー』(庭プレス)、共著『発達と育ちの心理学』(萌文書林)。

誰かと何かをする、相手の気持ちを知る / 自分の気持ちを人に伝える、人の話を聞く / 自立しながら、日々の生活を楽しむ

乳児の生活リズムから日課をつくる / やりたいことができる生活と秩序 / 個別の関わりから、小さな集団へ

「食事をする」行為の獲得 / 「楽しく食べる」そのための技術やマナー / 食器や道具の考え方

着脱の道筋と援助について / 排泄の援助とその意義

秩序や考え方の視点 / 生活しやすい導線を考える / 保育者も過ごしやすいという視点

身の回りの季節や自然を楽しむ / 園庭や散歩など戸外活動

第1回 

第2回 

第3回 

3歳までに獲得していく力

第4回 

こどもと生活をつくる視点

第5回 

身辺自立①

第6回 

身辺自立②

乳児と暮らしやすい環境をつくる①

乳児と暮らしやすい環境をつくる②

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体を動かし自分に気が付く / 人との関わりの心地よさを知る / 応答的な言葉がけ

身の回りのものの性質や仕組みに気が付く / 法則性を繰り返し楽しむ / やりたいことがわかる

第7回 

第8回 

乳児の遊びを知る①

乳児の遊びを知る②

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第9回 

乳児の遊びを知る③

模倣する、見立てる / イメージを表現する / 気持ちを伝え合う

第10回 

こどもの気持ちを育てる保育

乳児の主体性って? / 赤ちゃんの気持ちを見る / 一緒に暮らす仲間であること / 違和感を感じる力

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こどもの視点に立ち続ける保育実践

〜スウェーデンの保育実践から学ぶ〜

講師:巽 朝菜 全4回 各40分 / 配信済

本講座は、スウェーデン在住の巽朝菜氏が現地から四季折々の内容で配信してくださいます。巽氏は、子どもの権利や自然教育を現地の保育現場で学びながら、「こどもの視点に立ち続ける」とは具体的にどういうことなのかを伝え続けている実践者です。日々の実践や仕組みを学びます。

スウェーデンは、親の育児休業やこども医療、児童手当など、子どもの権利に基づいた幼児教育を実践するモデルとして注目されています。しかし、初めから高い水準の社会制度や教育があったわけではありません。こどもに関わる親やその周りで働く職員たちが、先例がないにも関わらず、自分たちが信じる「こどもの視点」に立ちそれを貫き、改革に努めてきた経緯があります。そして今もなお改革の途上で、よりよい保育を求め模索しているといいます。日々の私たちの視点や言葉、関わりから、子どもの権利は守られ、生まれてくるのです。私たちと一緒に学びましょう。

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巽 朝菜(たつみあさな)

日本 / スウェーデン保育士。18歳で単身1年半海外に働きながら滞在。路上で暮らすこどもたちに出会い、こどもの専門職を志す。日本でこどもの発達と心理療法を習得。2017年、スウェーデンの自然保育プレスクールに就職。幼児教育機関や自然学校で講演し、自然環境教育と子どもの権利の保育実践を積極的に推進。

自然享受権、森で迷ったら / スウェーデン人のこども観と子育て / プレスクールの1日 / 自然保育について

「こどもの視点」とは? / 子どもの権利と民主主義という土台 / 子どもの権利をどのようにこどもたちに伝えているか

子どもの権利の視点 / 就学前学校のジェンダー / どうしてジェンダー平等に取り組むの?

園内での具体的な方法 / 保育士同士の関係性や対話の方法 / 新しい目を受け入れる

第1回 

第2回 

第3回 

私の勤めているプレスクールでの実践

自然環境教育実践 夏編

第4回 

こどもの視点に立って考えた保育実践

自然環境教育実践 秋編

ジェンダーの取り組み

自然環境教育実践 冬編

こどもの視点に立ち続けるために

自然環境教育実践 春編

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 2023年5月11日配信 

講座9
10

絵本の魅力を問い直す

〜絵本はどのような役割を果たしているのか?〜

講師:石倉 知直、内田 早苗、鈴木 健司、藤田 春義、松本崇史​ 全10回 各40分 / 配信済

絵本、何となく読んでいませんか? 現在、絵本は子育てに欠かせない存在になりました。そして保育現場では、絵本はさまざまな役割を担っています。物語や想像力、言葉を育む。イメージや気持ちの共感や共有、関係を取り持つ役割。知らない世界に出会ったり、思考力や好奇心を培う。あるいは、文字の読み書きや読解力を養うため……などなど。絵本には尽きない魅力が詰まっています。絵本は保育所保育指針に登場します。言葉は気持ちを伝え、自分自身を理解し、話を聞くためになくてはならないものです。そして、これがまさに絵本が持つ大きな役割でもあります。

本講座では、第一線で絵本に携わっている講師陣をお招きして、「絵本とは何か?」という基礎的な問いかけを軸に、読み方や選び方、保育現場での活用方法などを具体的に学びます。もっと自由にこどもと絵本を楽しむことができるようになる。これが本講座のねらいです。

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石倉 知直(いしくらともなお)

1977年、愛知県生まれ。早稲田大学政治経済学部を卒業後、角川書店で週刊誌の編集に携わる。2004年に福音館書店に入社。制作課を経て、2005年に「ちいさなかがくのとも」編集部に異動。2011年から編集長を務める。2019年より月刊誌編集部部長。小学生の頃は昆虫少年だった。

絵と言葉でつくられた本 / 読むということについて / 絵本がもたらす喜び

絵本をつくるときに大切にしていること / こどもに選ばれる絵本とは / 今絵本にできること

誰が絵本を発明したの? / 「こどものとも」の成り立ち / 絵本を読み継ぐこと

こどもを通して絵本を見ること / 絵本はどんな力を育てるのか? / 園で読むということの意義

赤ちゃん絵本で大切なこと / 赤ちゃんは何を楽しむのか? / 選ぶ時の考え方と視点

絵本の力を使って、想像力を育て表現することの意義 / こどもの気持ちを捉える絵本を見つける方法 / クラスや園での絵本の環境

第1回 

第2回 

第3回 

絵本の基本① 絵本って何?

第4回 

絵本の基本② 1冊の絵本ができるまで

第5回 

絵本の基本③ 絵本の歴史を知ろう

第6回 

絵本の選び方① 保育における絵本の役割

絵本の選び方②

赤ちゃん絵本の現在と選び方

絵本の選び方③ 幼児の絵本の選び方

 講師:石倉 知直 / 配信済 

 講師:石倉 知直 / 配信済 

 講師:石倉 知直 / 配信済 

 講師:松本 崇史 / 配信済 

 講師:松本 崇史 / 配信済 

 講師:内田 早苗 / 配信済 

絵本ってどうやって読むの? / 持ち方、めくり方、読み方のコツ / セリフの声や歌ってどうすればいい? こどもの話って聞く?

目的によって読み方は変わる / こどもを置き去りにしない方法 / 絵本の楽しみ方の幅を広げる技術

第7回 

第8回 

読み聞かせどうしてる?①

絵本の読み方基本編

読み聞かせどうしてる?②

絵本の魅力を引き出す技術

 講師:鈴木 健司 / 配信済 

 講師:鈴木 健司 / 配信済 

第9回 

絵本と育児支援①

絵本による育児支援の方法

保護者と絵本を楽しむ工夫 / 日常的に育児支援をする方法 / 乳児における絵本の意義

第10回 

絵本と育児支援②

家庭での絵本、保護者への伝え方

読み方がわからない保護者へのアプローチ / 「まちよみ」の提案 / 絵本だからこそできること

 講師:藤田 春義 / 配信済 

 講師:内田 早苗 / 配信済 

講座10
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こどもの生活を支える道具、おもちゃを学ぶ

〜おもちゃを通してこどもを知る〜

講師:藤田 春義 全12回 各40分+番外編(11分) / 配信済

生まれて間もない赤ちゃんが外界を知るのは、触れること、聞くことから始まります。お母さんに抱かれること、おっぱいを吸うこと、あやす声を聞くこと、家族の話し声などです。そして見ることによって周囲の状況を知るようになります。

本講座は、こども自身が身の回りのものに意欲を持って関わり、世界を知ること。そして遊びを通して自分を知るプロセスを丁寧にたどりながら、道具としてのおもちゃ、生活用具、自然物との関わりを探り究めます。こどもの遊びとおもちゃについて筋道立てて学ぶ機会は非常に少ないです。見たい、聞きたい、触りたいという意欲が遊びの原動力になります。意欲の対象はこどもの身の回りにある環境です。乳幼児期における意欲と遊び、それを支えるおもちゃについて学びます。

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藤田 春義(ふじたはるよし)

1954年秋田県生まれ。むかわ町にて保育の仕事を6年余り経験し、その後、札幌第一こどものとも社に勤務。1996年に絵本とおもちゃの専門店「ろばのこ」を立ち上げ、育児教室を開催してきた。北翔大学短期大学部非常勤講師。札幌国際大学非常勤講師。 ​

こどもが遊ぶとはどんなこと? / 環境や道具が大切な理由 / 遊んでいるこどもとの関わり方の基本

赤ちゃんは聞くこと、見ること、触れることが遊びの始まり / 望ましい環境と道具を考える / この時期の赤ちゃんとの関わり方

手を使うこと、移動することが遊びを広げる / 触れる素材、おもちゃの性質が意欲を高める / 言葉を介して遊びに関わる方法

歩くことを促す環境、道具と遊び / 指、手の動きを促す環境、道具と遊び / こどもの興味や関心に対応する関わり方

初めてのものに出会う恐れと意欲 / 押したり、引っ張ったり、手の動きを促す手作りの道具やおもちゃ / 言葉による伝え合いが十分ではない時期の関わり方

いろいろなものを並べる遊び / 細かな指、手の動きによりひも通しができるようになる / 最後までやり遂げようとする

第1回 

第2回 

第3回 

基本の考え方

〜自発的な活動としての遊びについて〜

第4回 

乳児と遊

生後6カ月くらいまで〜

第5回 

乳児と遊び

〜はいはい、一人座りができる〜

第6回 

乳児と遊び

〜歩き始めから〜

乳児と遊び

〜できることが増えていく喜び〜

2歳からの遊び

〜挑戦する気持ちと環境や道具〜

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ごっこ遊びは憧れの場面を再現する遊び / 環境の準備、使いやすい道具の選び方 / 基本的な援助の仕方

色を楽しむ模様遊び / 工夫を凝らすおもしろさを楽しむ模様遊び / 作品の展示方法

第7回 

第8回 

2歳からの遊び

〜生活の様子を遊びに〜

3歳からの造形的な遊び

〜模様をつくる〜

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第9回 

3歳からの構成遊び

〜イメージした形をつくり出す〜

構成遊びの材料としての優れたおもちゃの資質 / イメージを形にできる喜び / 作品活用、展示方法

第10回 

3歳からの積み木遊び

〜イメージを協同してつくる〜

積み木遊びの奥深さ、法則性のある積み木を使う理由 / イメージしたものをつくる環境 / 協同してつくるために必要な力

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第11回 

3歳からのごっこ遊び

〜丁寧な再現遊びを支える〜

第12回 

3歳からのルールのある遊び

〜アナログゲームで育つ力〜

暮らしの1コマを再現する遊びに必要なもの / 絵本の場面を再現する遊びに必要なもの / 協同の力を使って遊ぶときの援助の方法

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アナログゲームの楽しみ / ゲームの始め方 / こどもとゲームを楽しむために / 【番外編】野の遊び、庭の遊び ※別動画

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講座11
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伝承のわらべ唄講座

〜わらべ唄を園の文化にしていこう〜

講師:藤田 春義 全11回 各40分 / 配信済

本講座では、遠野で阿部ヤヱさんから学んだわらべ唄を保育現場の保育者たちと実践し続けてきた講師が、その内容をわかりやすくお伝えします。講座のほかに各わらべ唄の短い実践動画も見ることができます。講座を聞き、一つひとつの唄を繰り返し視聴することで、実践に結びつけることができます。

福音館書店母の友編集部編の『「わらべうた」で子育て 入門編』と『「わらべうた」で子育て 応用編』の2冊は、岩手県遠野市の阿部ヤヱさんが伝えた伝承のわらべ唄、人を育てる遊びが丁寧に紹介されています。ただし本を読むだけでは実践に結びつきません。わらべ唄を保育実践の中で残し、次世代へつないでいけることを目的としています。一緒に学んでいきましょう。

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藤田 春義(ふじたはるよし)

1954年秋田県生まれ。むかわ町にて保育の仕事を6年余り経験し、その後、札幌第一こどものとも社に勤務。1996年に絵本とおもちゃの専門店「ろばのこ」を立ち上げ、育児教室を開催してきた。北翔大学短期大学部非常勤講師。札幌国際大学非常勤講師。 ​

わらべ唄がどのように伝えられてきたか / こどもの成長と発達を促すわらべ唄 / わらべ唄の3つの原則

七つの気持ち / 生きるための基本 / 遊びを通して育つ

一番大切なおむつ替え / 人として大切な羞恥心を育む / 大切にされていることを感じること

歩行までの発達の順を確認する / 節目、節目で成長を喜ぶ / 第一発見者を保護者にする

赤ちゃんとのやり取りを楽しむ / 初めての会話を楽しむ / 子守唄

していいこと悪いことがあることに気付かせる / 意地を持たせる / 身近なものとの関わりを楽しむ

第1回 

第2回 

第3回 

人を育てるわらべ唄 〜声を出す遊び〜

第4回 

体の動きと気持ちの育ちを促す遊び

七つの芸〜

第5回 

大切に伝えられたおむつ替え

第6回 

寝返りから歩行までを促す遊び

赤ちゃんとのやり取りを遊ぶ

叱ってとめる唄、意地を持たせる唄、身近なものへの呼びかけの唄

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体を動かすことを楽しむ / 仲間と楽しむことを体験する / 気持ちを合わせる遊び

にらめっこは勝ちたい気持ちが我慢する力になる / じゃんけんはルールを守る始まり / 勝ってうれしい負けて悔しい遊び

第7回 

第8回 

体を大きく動かす遊び

にらめっことじゃんけん遊び

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第9回 

手遊び唄

手、指を使って遊ぶと頭の働きがよくなる / 動作にも唄にも意味がある / 仲間とやるから楽しい

第10回 

仲間と楽しむ遊び唄

やり方を教えたり教えられたりして数人で行うわらべ唄 / 勝ったり負けたりして心が強くなる / 勝ちたいので、我慢、努力、勇気を使う

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第11回 

自然への呼びかけの唄とはやし唄

自然への呼びかけで心が育つ / はやし唄で知恵が育つ / すべてのことは人との関わりから学ぶ

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講座12
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