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講座

「環境を通して行う教育」を
基礎から学ぶ

1

「環境を通して行う教育」という乳幼児教育の大命題。「子どもが育つための環境づくり」とか「これをしていれば大丈夫」というプロトタイプを求めたくなる。 鳴門教育大学付属幼稚園の実践をたどりながら、そこに積み上げられてきたこどもと保育者が過ごしてきた時間が、環境として蓄積されてきていることがすごい。 基盤的環境という言葉は、環境という言葉を捉える上で大切な言葉。保育者が環境をつくるのではなく、「こどもとつくる」というそのこどもの捉え方をもっと学び身につけたいと思った。 ・ 執筆者:すすむ 講座1 第1回 こどもが育つ基盤になる「環境」〜環境をとして行う保育〜
自分が子どもの頃はほとんど砂場で遊んでこなかったということもあり、最近になってその可能性に興味を持っていたところでこの講座を視聴したので、こどもたちが際限なく遊びつくす姿に感動を覚えました。 「遊誘財」という言葉にもあるように、年下の子が年上の子の遊びを見て受け継ぎ発展させることと同様に、園の職員の間でもこどもたちが広げてくれた遊びの可能性をしっかり共有して受け継いでいくことがその園の「財産」なのだと感じました。こればかりはお手本を求めるものでもありませんね。 ・ 執筆者:T.S. 講座1 第1回 こどもが育つ基盤になる「環境」〜環境をとして行う保育〜

講座

遊びと生活をひもとく一人一人の物語

こどもを追いかける保育者

2

この講座では、認定こども園おおとりの森こども園でのこどもたちの記録を見ることができる。第1回目は、じゅいちくんの入園当初から今の姿までの記録。入園当初は、登園時に泣き、友達とのコミュニケーションがうまく取れず、変化に対する不安があるため生活の見通しが持ちにくい姿があった。そんなじゅいちくんに対する保育者の願いと関わりの記録。 大人はこどもにこうなってほしいと思ってしまうことが多いけれど、その前に、こども自身に、ここ(園)は自分の場所(=いるところ、いていいところ)と思えるようになってほしいという保育者の関わりがよく見える。 一人一人のこどもが持っているものをつぶさに見ることの大切さ。すぐに答えが見えるわけではなくて、遠く回り道のような日々を過ごし、その子の毎日が続くように援助することで見えてくる。「いや」って言葉からも、「あれかな、これかな」「何でかな」「こういうことなんだろうか」って行ったり来たりしながら試行錯誤し、まだ自分でうまく主張ができないこどものしたいことや好きなことを一緒に見つけてあげる。 毎日自分の名前を読んでくれて、笑ってくれて、自分の興味のあるものを出してきてくれて、言葉にならない言葉に耳を傾けてくれる大人が、一人でも多くこどもの周りにいてほしいと思う。こどもはきっと、それならついていってみようかな、この人の言うことならやってみようかなって思うだろう。 じゅいちくんの「がおー」は彼の言葉。同じ目線で同じ言葉で話してくれる大人を、いつでもどんな時でもこどもは待っているのだと思う。 ・ 執筆者:首藤康子 講座2 第1回 じゅいちと通じ合う瞬間まで
3回目の「一人一人の物語」では、・感情がすべてわからない子・体験が少なく怠情に生きてよいとされてきた子・生活を自動的に生きてきた子 ・他の物事とかかわることを遮断されて孤独に生きてきた子などに、焦点が当てられています。 これらの子ども達は、多くの場合、現在の既成の「発達論」からすれば「○○教室」や「○○相談センター」に連れて行かれ「治療対象」として切り離されてしまいます。しかし、この園では、これらの子たちを教室の真ん中に置くことで、スケールの大きな発達論(像)を描こうとしているように感じました。格差や貧困、価値観の多様性のもとに数々の試みがなされています。短時間の保育時間ですむ幼稚園などでは、既成の発達論の枠組みに入ってしまう子ども達が多くて、それほどの「矛盾」は生じません。 それゆえ、子どもの多様性が社会に突き付けて来る課題から、よくも悪しくも逃れることが出来ます。 こども家庭庁が発足しましたが、スタッフはこのような「異次元の発達論」を目指している保育園や幼稚園にぜひ見学に出かけてほしいものです。 ・ 執筆者:H 講座2 第3回 保育者がこどもと通じ合えるためにできること

講座

乳児の身体・眼・手の
運動発達から考える保育の手立て

3

歩くためには、這うことが必要。よく聞きますが、講師が、その原理を体で使って明快に説明してくれます。「寝返り」「うつ伏せ」という姿勢が、その後の運動にどう関わっているのかが、軽やかに解き明かされていく、具体的な運動の例を聞きながら、目から鱗がたくさん落ちました(笑)。好奇心、興味や気づきが、学習の根本的な動機だということも、改めて深く理解しました。これは、何回も聞いて、しっかり理解してしまいたい講座です。 ・ 執筆者:すすむ 講座3 第1回 身体の運動発達①〜新生児から寝返り〜
第一回目の講座を見たあと、自分の子どもの6か月頃までの動画を見返してみたら、先生の動きとそっくりで驚きました。当時は「できた!すごいね!」と見守っていましたが、赤ちゃんがどんな風に考え、動いていたかまでは考えてなかったなと思いました。知的好奇心があるから運動が促される、ということを忘れず子どもと関わりたいと思います。2回目も楽しみです。 ・ 執筆者:もち 講座3 第1回 身体の運動発達①〜新生児から寝返り〜

講座

こどものつまずきに気付き、
寄り添うためには?

4

子どもへの関わりには、まず子どもを知ることが必要。まあ当然なのですが、その「知る」という時に、具体的な技術や視点があって、生活を軸とした保育者の視点に加えて、作業療法士の視点は、様々な指標やアセスメントの幅など、新しい気づきがある。 利き手や、文字を書いたり、食具の使い方などの手指の使い方、目の動き、姿勢など、体の一つひとつが結び合っていて、そのつながりが見えてくると、子どもの動きや気持ちを捉えやすくなる。そして適切な援助の方法や、やっていることの検証や、具体的な根拠にもなると思う。 そして、それらを理解するに留まらず、本人のやる気持ちや自信、わかりやすいように伝えること、できることを積み重ねる体験、そのための準備や関わりのほうが大切……。そこが難しい。 ・ 執筆者:すすむ 講座4 第3回 運動が苦手なこども、そこにある課題

講座

遊びを支える保育環境

こどもが遊ぶ、こどもと遊ぶ

5

乳児の部屋をじっくりと見ることができ、そこにある環境をもっと細かく解題してみたいと感じる。「何があるか?」が気になるのだけど、「なぜ、あるのか?」そして「どうして、そこにそういうふうにあるのか?」と考えていくと、環境の中にある保育者の援助が見えてくる。 そこにいる子どもの成長や個性に応じて、少しずつ変わるものだし、保育者によっても違ってくるだろう。そういう子どもと保育者が日々の関わりの中で、つくりあげてきた環境を見ると、多くの学びがある。 ・ 執筆者:すすむ 講座5 第3回 遊びを支える保育環境〜乳児編〜

講座

絵本が生み出されるまで

絵本のつくり手たちを訪ねる

6

知床在住の絵本作家あかしのぶこさん。その物語が、野生動物たちの「死」との出会いから始まり、物語と絵によって、その「死」に命を吹き込むようにして、生まれてきたことを聞いて、彼女の描く物語に潜んでいる密かなエネルギーみたいなものがわかった気がした。 子どもとどんな絵本を楽しむか、絵本の中にある書き手の願いやエネルギー。そういうものを知ると、絵本を選ぶ目が変わる。 絵本が少ない時代には、編集者や出版社がしっかりと何を出版するかを厳選して、選び抜かれたものが出版されるように思う。絵本という土台がまだないがゆえに起こること。ただ、絵本が巷にあふれる時代には、いろいろなジャンルや質のものが大量に生み出されている。読者が厳選する時代だともいえる。編集の基準が多様化したともいえる。絵本という土台があるからこそだ。 その中で自然をテーマにしたものは、普遍的なジャンルのひとつ。描かれ方や捉え方は違うが、絵本の中にはいつも描かれ続けてきた。そこには、作者の自然との距離感や密度、理解の緻密さや解明度、生命への敬意や畏敬……、そういうものが意識的にも無意識的にも浮き彫りになる。 彼女の持っている自然と近いところで生きている感覚。それを物語にして命を吹き込もうとする意志。そして、知床というロケーションから、こんなふうに絵本が生み出されていく。とても貴重な存在だなぁと感じる。 ・ 執筆者:すすむ 講座6 第3回 絵本が生み出されるフィールドを訪ねて

講座

7

10の姿から考える、こどもたちの育ちの姿

こどもの育ちを見つめる視点

こちらに感想が掲載されます。

講座

乳児のための生活環境をつくる

一人一人に必要な環境を援助するために

8

昨年度の増山さんの講座の中で、乳児が園庭で草花に触れながら遊んでいる様子を見ました。うちの園は、人工芝で園庭で草花に触れながら遊ぶことができないのですが、その動画を見てうちでも何とかできないのかと考えました。雪が解けてから、畑に使っていた場所にクローバーの種を撒き、子どもたちにも大事に見守ってもらおうと、「種を撒きました」と看板を立てました。そして、園だよりで、こっそり私がそんなことをしていることを保護者に伝えました。クローバーは育ち、畑があったところが全体的に緑色になってきています。するとある日、保護者からおうちのハーブや芝桜のプレゼントがありました。動画がきっかけで、始まった活動です。まだ、乳児が遊べるまでにはいきませんが、いつか子どもたちが遊ぶことを夢見て、クローバーを育てています。 毎回、はっと気付かされたり、反省したりしながら講座を見ています。見る時間が…と思うこともありますが、見終わると、見て良かったなと毎回思っています。オンラインで見ることができるのは、有難いです。 ・ 執筆者:メグミ 講座8 全体を通して
今回の動画では、 大切にしなければならない所の整理ができました。 まず、職員の日課も整えるとありました。新年度が始まり2ヶ月が過ぎようとしているので、それぞれが今後の動きの見通しを持って行動できるようになりましたが、誰が行うかが決まっておらず指示の声掛けが日々行われています。保育者のやり取りは遊んでいる子どもにとって必要の無い音であり、保育者は子どもから目が離れているのだと反省です。 大人同士のやり取りが増えるとどうしても、先輩後輩の上下関係が会話の中に現れて、良くも悪くも子どもに伝わると感じます。保育をする仲間として、多少の上下関係はあったとしても同等に近い位置で保育できるのが理想かなと思います。 そして、大人がやり取りをしている間は確実に子どもから目が離れていて見逃しが増えます 。子どものサインはもちろんケガも。 秩序のある生活で子どもが自分で行動したい気持ちが満たされるのは、自己肯定感を養うだけでなく、保育者側も楽になる部分 が多い事で実感しました。それなのに、集団を大声で統制する保育をするが不思議です。 色々と反省して考えつつも私自身、声が大きくなっているのでは、子どもを動かそうとしているのでは、と不安になります。 ・ 執筆者:匿名 講座8 第2回 こどもと生活をつくる視点

講座

9

こどもの視点に立ち続ける保育実践

スウェーデンの保育実践から学ぶ

こちらに感想が掲載されます。

講座

10

絵本はどのような役割を果たしているのか?

絵本の魅力を問い直す

選び方として5つの項目に分かれており、各項目ごとに何が大切なのかも丁寧に説明がなされており大変勉強になりました。 特に各項目で説明があった、獲得していくコトの「後」「先」の話は、自分自身「後」の部分を求めて読んでいたため、勉強になりました。 また、繰り返し絵本で読み手との信頼関係ができることなど、目から鱗な話が多かったです。 このような感じで3歳~6歳まで(年少・年中)等の選び方や特徴などあれば、ぜひ聞きたいです。 ※ 動画中、手で文字が隠れて見えづらい部分があったのでもったいないなと感じました。 ・ 執筆者:久保田 講座10 第5回 絵本の選び方②赤ちゃん絵本の現在と選び方
子どもは「自分のイメージを生み出す想像力と言葉が重なり合い、自分なりの育ちを遂げていく」。この話を聞いて思ったのは、一つの例として、その育ちが園での行事や遊びから学べることが多いなら、よりそれらに繋がり楽しめる絵本を福音館書店からたくさん出版されたらいいなと感じました(こどものともシリーズ)。 絵本の話ではないですが、子どもと大人が考えているズレというのは、ふだんの日常生活の中にもたくさんあり、そこに気づけるかは大切だと感じました。 私は毎年子どもと花見に行きますが、今年ようやくズレに気づきました。子どもはさくらの木が1本でもあれば満足ということ。私はたくさんのさくらを見せてあげたいとか、お弁当も用意してとか色々考えて準備し遠出したりしてました(考えすぎてしまう)。 子どもにも花見をしたい気持ちは確かにあるのですが、実際のところ、子どもは私と一緒に花見をしたという思い出があれば十分で、お弁当も軽食でいいし、近場でよかったということに気づきました。 色々と時間がかかって遊ぶ時間が短くなるより、近場でも一緒に花見をしてたくさん遊んだという楽しい花見の思い出のほうがよかったということです。 絵本の話ではないですが、今子どもの思っていることに気づいて寄り添ってあげられるかということは、ふだんからすごく大切だなと感じました。 ・ 執筆者:久保田 講座10 第6回 絵本の選び方③幼児の絵本の選び方

講座

おもちゃを通してこどもを知る

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こどもの生活を支える道具
​おもちゃを学ぶ

こちらに感想が掲載されます。

講座

伝承のわらべ唄講座

わらべ唄を園の文化にしよう

12

こちらに感想が掲載されます。

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